Seeing is Believing

Seeing is Believing

Mutiara Riswari

2024. 03. 01 - 03. 16

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Seeing is Believing

アーティスト
ムティアラ・リスワリ

会期
2024年3月1日(金)~3月16日(土)

開廊時間
11:00 – 19:00
最終日11:00 – 17:00

休廊日
日曜休廊(予約制)

会場
Gallery Hayashi

 

GALLERY HAYASHI+ART BRIDGEはこのたび、ムティアラ・リスワリによる個展Seeing is Believingを開催いたします。本展は、リスワリの日本での初の個展開催となり、ジャワ哲学から薫陶を受け、その精神性を描いた抽象作品を発表いたします。

インドネシアでは、80年代よりアートコレクティブが時代精神やその改革の実践として多元的で多様な表現様式を発展させてきました。その様なモダニズムの中から新たに発展したポスト革新世代のひとりとしてリスワリは自然秩序的な精神の抑圧からの解放を表現しています。

リスワリのペインティングは、自然の秩序の中で生まれる調和を視覚化します。自身の存在の本質を探究し、幼少期から現在に至るまでの経験を振り返りながら、その些細な出来事の蓄積を抽象化し反復的なストロークとして画面上に描きます。彼女の作品は、インドネシアの精神性や文化的背景を感じる同時に、書や水墨画と言った東洋の造形伝統を色濃く感じさせます。それは、クリスチャンで中国人の父とムスリムでインドネシア人の母のもと育った彼女のアイデンティティであり、まさに自然の中で調和した彼女自身が画面に表現されています。

本展では、昨年のグループ展In Different WaysART FAIR ASIA FUKUOKA 2023で発表した作品シリーズの新作に加え、より日常的な場面で描かれたドーロイング作品7点も発表されます。反復されたストロークの跡を強く感じさせる線は、鑑賞者を内省的な旅へと導きます。