Press: Director’s Interview by Bijutsutecho
2022. 12. 09
新世代のギャラリストが放つ旺盛なエネルギー。GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEのディレクターに聞く
Ryohei Nakajima, Bijutsutecho, 9 December 2022
明治以降の近代絵画を中心に取り扱う美術商として2005年に独立、08年に現住所に画廊を開業したギャラリー林。18年、代表の林大輔の息子・林晃輔とその同級生である鈴木篤史をディレクターに迎え、同世代の若手現代アーティストの展覧会の開催や、コミュニティ形成に向けた活動を行うアートブリッジをスタート。現在は双方の名前を冠したGALLERY HAYASHI + ART BRIDGEとして、近代以降の日本で築き上げられた美術の流れをもち、かつ新たな表現に挑戦しこれからの歴史に名を残す若手現代作家の展示活動に力を入れている。
コミュニティづくりの感覚により生まれ変わったギャラリー
──林さんの家業であるギャラリー経営からアートブリッジへと展開した経緯について聞かせてください。
林晃輔(以下、林) 父がギャラリーを経営していて、その姿を見ていました。父の仕事は作品を次世代に残していく仕事なのですが、今度は時代を前進させる表現をサポートしていきたいと考えました。
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鈴木篤史(以下、鈴木) 私は音楽の世界で表現者として活動してきました。そのなかで新しい表現を模索してきたこともあり、今度は美術の世界で新しい表現をする作家とともに活動していきたいという思いがありました。
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