Winter Show 2024

Winter Show 2024

ランガ・アプトラ 小野久留美 イワヤン・ピキ・スイェルサ

2024. 12. 12 - 12. 25

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Winter Show 2024

アーティスト
ランガ・アプトラ、小野久留美、イワヤン・ピキ・スイェルサ

会期
2024年12月12日(木)~12月25日(水)

開廊時間
11:00 – 18:00
最終日11:00 – 17:00

休廊日
土曜日曜休廊

会場
Gallery Hayashi

 

GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEは、ランガ・アプトラ、小野久留美、イワヤン・ピキ・スイェルサによるグループ展、Winter Show 2024を開催いたします。本展示では、各アーティストの近作・未発表作品を出展いたします。

 

作家プロフィール

ランガ・アプトラ
1995年インドネシア、ジョグジャカルタ出身。国立芸術院ジョグジャカルタ校ファインアート卒業。絵を描くことが純粋な喜びであったランガ・アプトラは、幼少期から作品を作り、現在はアジアとヨーロッパを中心に作品を発表する。ジョルジュ・マチュー、ジャン・デュビュッフェ、アントニ・タピエス、アンゼルム・キーファー、ゲオルグ・バゼリッツ、ザオ・ウーキー、ジャン・ミシェル・バスキアといった20世紀を代表する現代美術作家から強く影響を受け、さらに油絵、アクリル、アスファルト、車用塗料やスプレー等の新しい素材の探求を好み、新たな表現に挑戦し続けている。

Rangga Aputra, Fragrance of red, 2023
Oil on canvas, W1400 × H1000mm

 

小野久留美
1995年栃木県生まれ。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのファインアート学部卒業。自然の摂理である「変化」と、物事を永遠に留めておきたいという人間の「保存」に対する渇望の可視化に興味を持ち制作を続けている。「写真を土に埋める」という手法によって、流転する世界の一場面を留めたはずの写真は土中の水分や菌類などによってその姿を変えていき、土中から顔を出した作品は全て異なる表情を見せる。

小野久留美、移1、 2021
紙、インク、土、W297 × H210mm

イワヤン・ピキ・スイェルサ
1996年インドネシア、バリ生まれ。国立芸術院ジョグジャカルタ校ファインアート卒業。ヒンドゥー教徒の家庭のもと、バリの伝統演劇「チャロナラン」の演者、舞台衣装・仮面制作に携わり成長する。ピキの作品のエネルギッシュな色彩とブラッシュ・ストローク、無限の広がりを見せる構図やコントロールは、完全にその瞬間の勢いに委ねられている。作品が完成した時、その筆跡と色彩がどうであれ、それを受け入れるのだ。これは、人間は自分の人生をコントロールすることはできず、神の絶対的な力の前に運命が委ねられているという考えに基づいてる。宗教的意味合いも持つチャロナラン劇に従事するイワヤン・ピキにとって、「今あるものを受け入れる」という考えこそが美の実践である。

I Wayan Piki Suyersa, Within The Horizon, 2023
Oil, acrylic on raw canvas, W1000 × H1500mm

 

Installation View